週末を美味しく japanese home cooking

自炊:自分が食べたいものを、自分好みに調理して、自宅で美味しくいただく。

いち(はじめ)から作る、我が家の混ぜご飯。かしわご飯。

今回は、我が家の味の、はじめから作る「混ぜご飯」です。

我が家の混ぜご飯(かしわご飯)



この混ぜご飯、材料をお釜で米と一緒に炊かずに、炊きたてご飯と混ぜるタイプのものです。
混ぜご飯の具を作り置きしておいて、使うことも出来ます。

 まずは、使う材料は以下のものです。
干し椎茸、ごぼう、れんこん、にんじん、こんにゃく、油揚げ、さつま揚げ、鶏肉(もも)。 調味料は白出汁、醤油、砂糖(少々)です。

混ぜご飯の材料、これに白出汁、醤油、砂糖が付きます。

 材料の比率は、干し椎茸:1、ごぼう:1、れんこん:1、にんじん:0.5、こんにゃく:2、油揚げ:0.5、さつま揚げ:0.5、鶏肉(もも):2といったところです。(上写真の写真の材料では、人参は1本だけ使用して、その他の材料は全部使いました。(これでお米1.5升分ぐらい作れます。)

 次に手順です。 手順は以下のとおりです。
①干し椎茸を水で戻します。(ぬるま湯でもOK)
②材料をだいたい1cm弱に刻みます。
③刻んだ材料を炒めます。※干し椎茸の戻し汁は最後に加えます。
④白出汁、醤油、砂糖で味付けします。(味が締まらないときは塩を少々加えます。)

 調味料の比率は、白出汁:3、醤油:1、砂糖:少々という感じです。

①干し椎茸を水で戻します。(ぬるま湯でもOK)
 
干し椎茸を水で戻します。大体戻り切るまで1時間ほど掛かります。(急ぐときは、40度ほどのお湯だと20〜30分ほどで戻ります。)

干し椎茸を水で戻す。

②材料をだいたい1cm弱に刻みます。
 材料を用意したら、あとはひたすら刻みます。ごぼうと人参は笹がきにします。

ごぼうの笹がき、十字に包丁を入れて鉛筆削りみたいに小削ぎます。

 特にごぼうは笹がきがおすすめです。食感が複雑になり、食べごたえが増します。
笹がきにしたごぼうは、アク抜きのため、水に浸けます。(水に浸けないと黒くなります。)

笹がきにしたごぼう

そのほか、れんこん、こんにゃく、油揚げ、さつま揚げ、鶏肉をすべて0.5cm〜1cmに刻みます。具材は大きくても1cmほどです。小さい方が味がよく馴染み、優しい食感になります。 刻んだ結果がこちら。

材料を刻んだところ。(1時間ほどかかりました。)

 実は上の写真、鶏モモ肉を1つしか使ってません。鶏めし風にしたいときは、2つ使います。今回は鶏肉メインではなかったので、半分減らしました。

 

 

 

③刻んだ材料を炒めます。(※干し椎茸の戻し汁は最後に加えます。)
 刻んだ材料を炒めます。
フライパンに油を引いて、鶏肉、さつま揚げ、ごぼう、人参、れんこんなど火が通りにくい野菜を入れます。(中〜強火で5分ほど炒めます。)

鶏肉、さつま揚げ、ごぼう、人参、れんこんを入れたところ。

 鶏肉に火が通ったら、こんにゃく油揚げを入れて更に中〜強火で5分弱ほど炒めます。

こんにゃく、油揚げを加えて更に炒める。

 水気がなくなって来たところで、水で戻して刻んだ干し椎茸を入れます。
フライパンの中が”ヒタヒタ”になるので、沸騰させ、5分ほどぐつぐつ煮ます。
※実はこのとき、フライパンが材料でイッパイになっていたので、もう一つのフライパンに材料を分けて、2つのフライパンで炒めてます。 次に、味付けです。

④白出汁、醤油、砂糖で味付けします。(味が締まらないときは塩を少々加えます。)
 白出汁:醤油 = 3:1 ぐらいの割合で味付します。 あと、砂糖を少し(中さじ1〜2杯)で、旨味が引き立ちます。
味付けはご飯に混ぜることを考え、濃目の味にします。(舌先が少しピリッとする感じ?)
(私の場合、味見しながら調味料を加えるので、分量はだいたいですが、白出汁:大さじ6〜7杯、醤油:大さじ2〜2.5杯といったところでしょうか。)

味付後の色。こんな感じです。

 あとは、3〜4分煮詰めて、具の調理は完了です。
炊きたてのごはんと具を混ぜて、出来上がりです!
残った分は、「混ぜご飯の素」として、タッパーやジップロックに入れて冷凍保存して、食べたいときに使います。(使うときは、ご飯が冷えるので、混ぜご飯の素もレンジでチンして温めます。)

ごはんに混ぜ込んだ様子。

 白ごはんが良いという人がいる時などは、ボールでごはんと具を混ぜることも出来ます。冷凍しておいた具は、レンジでチンして温めて、御飯と混ぜると良いです。

この混ぜご飯、おにぎりにしてお美味しいです。

 この混ぜご飯、私の母がなにかの折によく作ってくれていました。
進学、就職などで一人暮らしをするようになると、里帰りの際にはこの混ぜご飯が出ていました。
 決して、贅沢な材料を使っているわけでは無いですが、この混ぜ御飯を食べて、家に帰って来たのを実感していたものです。
 最近は、コロナ禍で実家に帰る事が出来ず、どうしても食べたくなって母からレシピを聞いて作ってみました。