2021年のふるさと納税で、南九州市のふるさと納税返礼品、【キハダマグロ1尾】を頼んでみました。
土日、晩ごはんのおかずを担当している私としては、マンネリ化した夕飯レパートリーの刺激になればと思って頼んでみました。(平日の夕飯、昼ごはんは妻が担当です。)
11月末に頼んだところ、10日ほどしてキハダマグロ1匹が届きました。
届いた荷物がこちら、
早速開けてみます。
発泡スチロールいっぱいに氷が入れてありました。
マグロをビニールに包んで、その上から氷が掛けられており、鮮度が良く保たれていそうです。
届いた、キハダマグロの大きさは、頭から尾の先まで約60cm、尾を除くと約50cmといったところです。
これから、できるだけ手早く捌いて行きます。参考にしたのはこちらの動画です。
この動画、本当に手際が良く、動作が早すぎて何度も見返しましたが、同じようにやったら、驚くぐらい簡単に捌くことができました。
力のない、女性でも捌けそうです。
(わたしは、マグロを捌くのが初めてでしたが、動画を見ながら、写真を撮りながらで、1時間+20分ほどで捌けました。)
参考までに、この動画では以下のような手順で捌いてました。
①エラ蓋の内側に包丁をつっこみ、エラをエラ蓋と頭(背骨側)から切り離す。
②エラの下側付近から腹を割き、内蔵を取り出す。
胃と心臓は食べられるので、切り離す。
胃は割いて、内容物を取り、内側の汚れを包丁でこそいで、たっぷりの塩で揉む。
③左右の胸ヒレ側から刃を入れ、頭と胴体を繋いでいる背骨を切り落とす。
(※この動画の方法では、そんなに力が必要ありませんでした。)
④胴体をアジやサバと同じように3枚におろす。
⑤3枚におろした切り身のうち、身の部分は血合(赤い部分)は切り落とす。
血合とあら(中骨)は、煮付けに使う。
⑥頭(かぶと)は、半分に割って、カマを切り落とす。
捌いたのがこれです。 まず切り身。
ここで一点、失敗がありました。
切り身の皮を剥ぐときは出刃包丁ではなく、刃が薄い包丁(万能包丁など)を使うべきでした。
参考にした動画では包丁を使い分けていたのですが、私は出刃包丁のまま皮を剥いだので、剥ぎづらかったです。
次にアラと胃袋、心臓。(カブトとカマは撮り忘れました。)
次に調理です。
切り身のうち、3つは刺身で頂きました。
その他、胃袋と心臓は熱湯に晒して、ポン酢で美味しくいただきました。
マグロが届いた当日に頂いたのはここまで。
翌日、残った切り身をスモーク。
アラは煮付け、ハラミ(ハラス)の部分と、カブトとカマは塩焼きで頂きました。
切り身のスモークがこちら。 弱火で10分ほどスモークしました。
スモークする前に切り身に塩を振って水分を出し、味を凝縮させるのがポイントだと思います。個人的には、刺し身よりこちのほうが好きでした。スモークチーズみたい?な味でした。
スモークは、すべての道具が100円均一で揃う方法でやりました。
参考にしたのがこちら。
ウッドチップまで、100円均一で揃います。ウッドチップは、同じメーカーのものがホームセンターにあったので品質は悪くないと思います。
次はアラの煮付け。
生姜とネギで臭みを消し、醤油、酒、砂糖、唐辛子で甘辛く煮ました。
臭みがとれ、食べごたえもある一品です。 参考にしたのはこちら。
あとは、カブトとカマ、ハラスの塩屋焼きです。
塩を振ります。ハラスには多めに振ります。
焼き上がったのがこちら。
個人的には、ハラスの塩焼きが一番美味かったです。
塩の効かせた、油の乗ったハラスの塩焼きは、白いご飯によく合い、絶品でした。
以上、捌くのも含めて、2日に渡ってマグロを堪能させて頂きました。
ごちそうさまでした。
◯総括
味について:
マグロがまだ小ぶりだからなのか、マグロの身自体は余り油が乗っておらず、あっさりとした印象でした。
身自体も水分が多いような気がします。 カツオっぽいでしょうか。
ですので、刺身よりは、スモークや塩焼きのほうが美味でした。
ハラスの塩焼きは流石にアブラが感じられ、美味でした。
そのほか:私としては、大きな魚を捌くこと自体がイベントで、とても楽しかったです。他の魚もやってみたいです。
以上、マグロ1匹捌いて、食べてみましたでした。